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春の苦味
<春の料理は苦味を盛れ>
春に苦味を求める人の心は、そのまま自然の恩恵につながるものとみえる。山菜の王といわれるワラビをはじめ春の山菜は豊である。
フキノトウはフキの花で、葉、茎に先駆けて地上に出る.香気のあるのは、三月、四月頃.北の国の雪間に生じるフキノトウは、多くの苦味を背負い込んでいる。フキノトウの花、茎が、伸びて、ほうける頃になると、柔らかな葉が繁ってくるフキの食べ頃は、四月、五月の新葉のうちがよい。
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老舗物語 ― うどんすき<美々卯>
堺で2000年以上続いた料亭で主人は代々耳卯兵衛と名乗ってきた。大正13年、先代平太郎が、悟るところあって、麺類専門店としてはじめたのが、現在に至っている美々卯である。
以来、政界、財界、文化人をはじめ多くのお客様の輪が広まりどんどん固定客がふえていく。新しく固定客となられたら、また、誰かを連れてくる新たな輪の始まりとなる。
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老舗物語 ― すし萬
1653年浪速七郎さ左エ門が魚屋を開業し、副業に江鮒の雀鮨を売ってから約350年もの伝統を培い<のれん>を守ってきた。
1781年京都の禁裏へ献じることになり、八代萬助が、小鯛雀鮨を調達し、好評を得たので、雀鮨専門店となり、以来、ご用達雀鮨を世襲している。
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花に寄せて ― 鉄線<テッセン>・クレマチス
娘が祖母の白寿の九十九歳誕生日に<テッセン>の鉢植えをプレゼントをした。その祖母も二年前の百一歳誕生日を前にして身罷ったが、<テッセン>は今年もぼつぼつ蕾をつけはじめている。鉄線だなんて固い名前がついているが、実物は気品のあふるる紫色、白色、華やかなピンク色など、名前とはうらはらで、三月頃から比較的長期間楽しませてくれる。
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のれんメール
「暑さ、寒さも彼岸まで」 厳しい寒さに別れを告げ、木の芽はふき、草は萌え、鳥は鳴き、花は咲く。生気に満ちた春を心待ちにしているうちに、やがて新緑が美しく人々を楽しませてくれる。季節の絶妙な移り変わりを感じます。
時期的になにかとお祝い事が多いことで御座いましょう。その節は、安心して召しあがっていただけます老舗の品をご用命頂きますようお願い申し上げます。
甘辛のれん会加盟の各店は昔ながらの技術で信頼を得ている、<のれん>を次世代に引き継ぐべく頑張っております。ご用命をお待ち致しております。
甘辛のれん会 大寅・主人 小 谷 公 穂
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