老舗物語 ― 長﨑堂
○復元カステラ新鮮で安全な最高の卵に、四国の和三盆をはじめ三種類の極上の砂糖と、数あるの小麦粉の中からカステラに合った粉を選び、レシピは大正時代初期と変らない。
米アメを使って、専用釜、鉄板を用いて木枠で焼き、何度もアワキリすることで(固まる前に切るように軽く混ぜるを繰り返し、よく見れば切り口にかすかな断層がある)焼き上げたカステラは、しっとり、じっとり、どっしりと重みがあり、食べた者のみが知り得る美味しさである。
紙箱入りと木箱入りがあり、木箱は桐箱ではなく杉箱で、杉の香りが、カステラの甘味と一緒になって、なんともいえな匂いがカステラを包みこんでいる。

創業嘉永元年。160年を経て<のれん>を守り続け、今日に至っている老舗である。
蒲鉾といえば、正月のおせち料理の重箱に、めでたく紅白に並んでいる蒲鉾が目に浮かぶ。正月に限らず、来客の時は勿論、日常の食生活においても、低カロリー、高タンパクの健康食品である。酒のみにとって<いたわさ>はなじみ深いが、われわれの旅の思い出の中にでも、必ず地方特産のかまぼこに出会う。
アヤメ科アヤメ属。原産地は中国、朝鮮半島、日本。緑の葉の間から紫色の花を咲かせる。気高く美しい。四季咲きもあり初冬までみられる。花色は白に紫の点ぼかし、紫に白の縁取り、白、などである。約50の園芸品種があるとされている。
季節は移ろい収穫の秋へと、長かった暑さにやっと別れを告げ、錦秋の心地よさからまたあっという間に冬を迎え、そして年末へと慌ただしく移ろいます。