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記念号
創刊当初よりの<のれん>誌の変遷について
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 甘辛のれん会が設立されて60年を経ましたが、その間にも保管されていた、<のれん>誌が、大阪を襲った台風とか、水びたしの災害等により貴重なバックナンバーが欠落しておりました。私が、<のれん>の編集を承った際に、美々卯の薩摩卯一様のご協力で、お手持ちの<のれん>をご提供いただきコピーさせていただきました。
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おかげ様でかなり体裁が整いました。
それをもとにして、<甘辛のれん会>と共に歩んできた<のれん>誌を振り返ってみました。今は故人となられたお方様がたのことに思いを馳せ、なかなか仕事は捗らなかったけれど、貴重な時間を得ることができました。
 始めは、大久保恒次先生の執筆で、タプロイド版両面でしたが、タテ18cmヨコ20㎝8ページの小冊子に体裁が変わり、各界の有名・名士の寄稿文が、掲載されております。
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★秋田實氏・前川佐美雄氏・土井 勝氏・鴨居洋子氏・交野繁乃氏・木崎国嘉氏・石浜恒夫氏・井口海仙氏・末次摂子氏・長沖 一氏など数多くの皆様で、枚挙に暇がございません。
200号より再び大久保氏の記事となり、表紙のカットは、中国製の切り絵を採用され、
中の記事は、もちろん貴重な食品に関しての参考になるものも多々ありましたが、「東西艶笑選」は、月の変るのを待ちかねるというフアンも多くおられました。
★例 「ああ、いい気持ち、もっと下のもきつく」新婚の部屋から聞こえるので、下女摺り足で伺い寄って、障子に穴を開けて、中をのぞいて見ると、新婦が、新郎に背中をかかせていた。(江戸小ばなし)

1981,349号は当時まだ阪神マートといっていた阪神百貨店に<阪神甘辛のれん街>を開き30周年記念号で、甘辛のれん会と甘辛のれん街を改めて強くPRしました。

大久保恒次氏が、亡くなられた後を継がせていただいた梶 康子が、1983,8月号より編集を担当させていただいております。その間、記念号を発行いたしました。
★1990,4月450記念号 当時甘辛のれん会会長 サントリー㈱佐治敬三氏より所感 
★1992,7月477号40年記念号 記念イベント アンケート募集。 当選者賞品発送
★1994,6月500号 ミス甘辛・マスコットネーム募集<のんちゃん>当選者賞品発送
★1999,11月号  老舗の味プレゼントキャンペーン 毎月加盟店より当選者賞品発送
★2002,9.10月595号 50周年記念号 甘辛のれん会会長アサヒビール㈱瀬戸雄三氏
所感 謝恩プレゼントキヤンペ-ン  当選者賞品発送
★2005,3月号より現在インターネットに移行
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表紙の切り絵は、加藤義明氏に大阪周辺の史跡、名所を紹介していただきました。愛読者の方が、毎月楽しみにしておられました。その後、前田 尋氏に引き継がれ好評を得ておりました。

食品関係以外にも「ふるさとを訪ねて」「おふくろの味」「折々の詩」「花物語」等は読者の方より、多くのお便りをいただきました。

 60年もの長い間、この様に続けて今日に至りましたのは、ひとえに読者の皆様のおかげ様と心より感謝いたしております。なお、今後とも宜しくご愛読の程お願い申しあげます。ご意見、ご感想をお寄ください。
                                梶 康子
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